良い地盤はどのようにチェックしたらよいのでしょうか。あまり知られていませんが新築マンションのパンフレットの物件概要ページには「設計図書閲覧場所/建物竣工前○○、建物竣工後○○」というように書いてあります。モデルルームを見る場合でも販売員に言えば見せてもらえます。
■設計図書・地質柱状図
この「設計図書」にその土地の地盤調査のデータも出ています。
かなり分厚いのですがパラパラめくってもらい「地質柱状図」と書いてあり、グラフの上に杭のイラストがあるページがあったらよく見て下さい。
■ボーリングデータ、N値、GL何メートル
マンション等の建物はの基礎はN値50以上5m以上連続している支持層(固い地層)に達していなければいけません。GL(グランド・レベル)からどれくらいの深さに、この支持層があるかが問題です。もちろんGLから浅い方が優秀といえます。35m以内にこの支持層(N値50以上)があれば、それは比較的いい地盤と考えられるようです。
http://www.kaiteki.gr.jp/book/07/
■N値
簡単に説明すると、63.5kgのハンマー(おもり)を75cmの高さから自由落下させて、サンプラーを土中に30cm貫入させるのに要する打撃回数を測定する試験で、この時の打撃回数がN値です。
3階建てや鉄骨造などの物件の確認申請に「構造計算書」を添付しなければならないときに調査されます。
N値=1は長期にわたって1m2の土地に1トンの自重が加わっても耐えられる(1ton/m2)ことを意味します。
http://www.mmjp.or.jp/honki/ie/kiso13/kiso13.htm
■杭
中層の建物では既製のPHCコンクリート杭が多く、高層の建物では場所打ちコンクリート杭が多く、他に地盤の状況、建物の重量により摩擦杭が採用されています。
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